ぬか漬け初心者のメモ

ぬか漬けにハマってしまった

ちょっと前にぬか漬けをひさびさに食べました。久しぶりというのは美味しく感じてしまうということもあって、漬物ウメーな状態になってしまいました。漬物は他の食材と比べると結構高い部類に入り、同じ値段で鶏ミンチとか300gぐらい買えます!

ということで、ぬか漬け始めました。サボテン枯らす女ですがとりあえず飽きるまでやってみます。

とりあえず100均で3リットル入るタッパーとオールインワンのぬかを買ってきました。既定の水を注ぎキュウリとナスを漬け込んで1日。それらしきものができました。味も悪くないです。出だしは上々です。

最近可愛がっているぬか床
数日に1回、何とかかき回してます。意外に臭くないです。

野菜ソムリエからのアドバイス

ここ2週間ほどはキュウリとナスの漬物で満足していましたが人間欲が出ます。他の野菜も食べたくなってしまいました。ネットで調べてもいいのですが、ここはぬかを買ったJAの直売所で聞いてみることにしました。

JAの野菜直売所は主婦の強い味方です。スーパーより安い(特に果物)・鮮度が高い・職員が親切で知識豊富といいことづくめ。家から10kmと少し遠いですが週に1度ドライブがてら通ってます。

後で知ったのですが、たまたま声をかけた職員が実は野菜ソムリエ。アドバイスをいただいた上におみやげまでいただいてしまいました!

  • パッケージに印刷されているようにキュウリ・ナス・ニンジン・白菜が定番ですが、他に瓜・薄切りして1日外干しした大根・スイカの青い部分・最近ではズッキーニ・セロリなんかも漬けるようです。
  • 今回は初心者なのでオールインワンのぬかを使いましたが、そういったぬかはワンシーズンしかもたないそうです。「祖母からのぬか床」みたいなのは精米所で無料で配っているぬかを使います。
    トウガラシや塩の加減は、これまた初心者なので「これを混ぜるといいですよ」と長期保存用のJA特製ぬかをいただきました。
  • 精米所にある無料のぬかの容器が空の時は、(JAに併設している特定の精米所に限りますが)職員に言えば持ってきてくれるそうです。
  • ぬかがカビても表面だけなら取り除いたらなんとか。
  • 毎日かきまぜるのが基本だけど冷蔵庫なら2~3日に1度でも大丈夫!
  • 青梅を入れると殺菌になる。
  • 料理で出たショウガの皮、カケラや薄皮をむいたニンニクを入れると風味が変わる。もちろんニンニクは食べてもウマイ!
精米後のぬか、特製ぬか、殺菌用の梅
「おみやげ」精米後のぬか、特製ぬか、殺菌用の梅。「1.8リットル」は業務用スーパーで買った容赦ない量の業務用つゆです。

目指せ「ぬかみそ臭い女」

ぬか漬けつながりでおっちゃんと「ぬかみそ臭い女」の意味と、それにちょっとあこがれてるという話をしました。本来の意味での「ぬかみそ臭い女」は、家事育児・姑などに追われて身も心もすさんじゃった女性のことです。昔はこちらの方が主流でした。
ところが最近は「家庭的な女性」という褒め言葉に変わりつつあるようです。

「ぬかみそ臭い女」にあこがれるきっかけとなったのは、尊敬する超美人の先輩の一言です。

「わたし、家事だぁいすき!」
普段は家事を全くやってない女の子がコンパか何かでプリッと言ったら、その他の女子全員に殺意が芽生えるような言葉。
しかし、この言葉が出たのは学生時代の気の置けない仲間の女子会、それも体育会系クラブ。さらにそれを発したのは、私たちをよく怒ってくれた一番恐ろしい存在です。

「家事が時々面倒くさくなる」って話で盛り上がっていた私たち。その間彼女はずっとニコニコしていました。
「先輩はどう思います?」
彼女は一番早く結婚して専業主婦になったので、学生時代の彼女を知っている私たちは不満の大噴火を想像してドキドキ。
ところが彼女から出たのはまさかの「そう? 楽しいけどな。わたし、家事だぁいすき!」。

「この人からこの言葉が出るなんて」と最初は驚きましたが晴れ晴れとした表情の先輩を見て、この人は心底家事を楽しんでいるだなと思いました。彼女の場合は好きな仕事をしている適材適所な状態なわけですが、それでも何だか幸せな気分になれました。

以来「家事ツレー」と思うたび、彼女の妖精のような容姿・声とワンセットでこの言葉を脳内再生すると少しだけ元気でます

おまけ

お中元のメロン
幸せをかみしめながら2日にかけていただきました。メチャクチャ甘かったです。

クライアントさんからお中元をいただきました! 北海道のメロンと「Thank You」のカードです。何でこんなに嬉しいかというと、生まれて初めての「自分宛てのお中元」だからです。即日手書きのお礼状を出しました。普通郵便なので届いてるか少し心配です。

最初に思ったのは「うれし申し訳ない」みたいな感覚でした。
こちらはお仕事をいただいています。それだけでもありがたいのに普段から優しい言葉をかけていただいた上、こんな心遣い。もうね、今までの苦しい経験は、このクライアントさんに出会うための試練だったんじゃないかと思います。

思い出す度に吐き気がこみ上げたり自分を嫌いになったり、「あの超ブラック会社早く○○しろ!」なんて呪いの言葉が出てくるような経験をいっぱいしてるんです。それも数社分。いいこともちょっとはあったし珍しい経験も積めたけどもうボロボロで、おっちゃんはよくこんな手負いの猛獣みたいな女と結婚したなと時々思うほどです。

毒はこれぐらいにして、こちらもクライアントさんといただいているお仕事を大事にしているのが伝わっているのかなと、ただただ嬉しいです。下品すぎるのでポートレイトには入れなかったブログで言うのもなんですが、クライアント様、末永くよろしくお願いいたします!