洋書:The CAT and the CITY

暑い中、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私はここ数週間まとまった趣味の時間が全く取れず、家事の合間や寝る前に読書といった感じです。
ブログ書いてる暇あるやんか」という指摘があるかもしれませんが、これも「日常を記録する」といった目的で作った時間です。
ねえ、仕事とか用事って何で一気にやってくるん?

うわっ…私の英語力、低すぎ…?

忙しくなる前は海外ゲームをプレイしていました(現在引退)。
日本語版全くなしのオール英語というハード環境です。

私が所属していた日本人ギルドはいつも人数不足。大人数コンテンツの場合はどうしても英語圏のDiscordに参加、英語の指示に従っての行動を求められます。
みんな楽しそうにガンガンしゃべってるし、たまに絡んでくる方もいてそれなりには楽しかったです。
婆さんキャラなのに名指しで脱衣を強制され、仕方なく脱いだら無茶苦茶笑われるという不条理な目に遭ったりしてましたが。

緊急事態に連携ギルドのマスターとやり取りもしました。
貴重な機会ですが、人員関係の話だったのでトラブルの可能性もありました。
緊張して適切な言い回しがすぐに出ず、チャットの間私の頭の中には「うわっ…私の英語力、低すぎ…?」ってバナーがずっと浮かんでました。

遠い昔ですが私は英語圏での生活経験があり、低い英語力による恥ずかしい経験もいっぱいしています。
そもそも存在自体が恥の集合体なので恐れる必要はないはずです。
でも、単純に母国語じゃない言語ってすごい疲れるんですよね…しかもコミュ障ですし。

英語を楽しみたい

半端じゃない忙しさもありゲームは休止しましたが、久しぶりに目覚めた英語へのやる気や楽しさ。
このまま眠らせるのももったいない。
とりあえず自分のペースで英語に触れ続ける環境として選んだのが「楽しみながら洋書を1冊読み切る」。

本はPCゲームと違い細切れの時間を使えます。
ゲームやTRPGのサプリメントなどはたくさん持っていますが、単語が偏ってて大体読めてしまうので勉強にはなりません。手持ちの未邦訳小説は世界観を理解した上で、用語集片手に気合を入れて取り組まないといけないタイプです。
せっかくなので未邦訳で適切なレベル、普段自分が読まないジャンルの洋書を探していたところ、1本の動画を見つけました。

The Cat and the City

洋書キッチン」さんは現役の翻訳者が洋書を紹介するチャンネルです。
登録者は数百人で動画の数や再生回数も多くはありません。

ただ、他のチャンネルと少し違うのは「英語学習ツールとしておすすめの洋書」ではなく「物語としての洋書」を紹介しているところです。
もちろん英語学習方法や洋書の難易度などもありますが、メインは本の内容。
著者の紹介、あらすじ、物語の雰囲気などの項目は和書と変わりません。

特に「原文と邦訳・他言語への翻訳の雰囲気の違い」は、そこまで感じ取るほどの余裕がない人には参考になります。
静かな語り口調も好感が持てます。

とにかく今回の私の目的「未邦訳の物語を楽しむ」にピッタリのチャンネルでした。
今回選んだのは東京が舞台の「The Cat and the City」。
現代の東京を舞台にした連作短編集です。さっそくAmazonで紙版を購入。

辞書が壊れた!


全然関係ないですが、机は父親から奪い取ったライティングデスクです。
一目惚れですが当時の父には高価なもので、お金が出来るまで家具屋さんに取り置きしてもらったというエピソード付き。
私もお気に入りで、昔からの約束「嫁入り道具として進呈」のために結婚したのはいい思い出です。

本が届いた途端に電子辞書が壊れました。
コンパクトで頑丈、海外でも心強い味方として活躍してくれた長年の相棒です。
ジャイアン借りして並行で使ってたおっちゃんの電子辞書、これも古くていつ壊れるか分かりません。
ということで、夢だった「翻訳者ご用達の辞書」が入った電子辞書を使ってみたくなりました。

翻訳者の必須辞書をほぼ備えた現行の電子辞書といえばカシオの「XD-SX20000」。
ですがこの辞書はプロフェッショナルモデルの名の通り、新品はもちろん中古ですら非常に高価。
いったん買えば十数年は使えるものとはいえ「自分が使いこなせるのか?」という不安がありました。

おっちゃんの辞書も当時のハイクラス機種ですが、やっぱりここに入っていない憧れの辞書を使いたい。
悩んだ結果、お試しとして1世代前のプロフェッショナル機種を中古で購入。
カシオの「XD-A10000」はタイミング次第で状態のいいものを数千円で入手できます。
「XD-SX20000」との大きな違いはビジネス辞書1冊。
これは産業翻訳者には必須の辞書らしいですが、まあ何とかなるかなと楽観的に考えてみました。

色々買って後戻りできないようにしてみた


カッコつけてマーカー少ないところ選んだつもりが、死ぬほどマーキングしてるの裏写りでバレてる件

また、キッチンで読むことが多いので携帯できる読書ライトを購入。
Glocusent ブックライト」は前から欲しかったのでいい機会でした。
ライト1つあるだけで読みやすさが全然違います。
本に挟めるので場所を選ばず寝ながら使えるのも便利で、懐中電灯の代わりにもなります。
資料作成の時も目の負担が減ったように感じますし、痩せて彼女もできました(嘘)

中級者向けの本なので綺麗に読むことはあきらめました。
ページごとのあらすじ、分からない単語へのマーキングと調べた意味などガンガン「書き込み」してます。

現在は分からない単語にマーキング、1ページ単位で一気に読んだ後に単語を調べ、文章の意味を理解したと判断したら次…といった読み方です。
1日数ページといった所ですが、内容も面白いので何とか読めそうです。

おまけ


キッチンで読んでたら濡れ跡が。
水仕事の合間の読書には気をつけましょうw